【2024年版】WordPressで会員サイトを作成するおすすめプラグイン9選
「特定の会員だけが見られる記事やコンテンツを含むサイトを作りたい!」
「知識はないけど自分で会員サイトを作りたい」
「WordPressで作成したサイトは会員サイトにできる?」
このように、会員サイト構築についてお悩みではありませんか?
会員サイトを作成したい時、選択の一つに「WordPressで会員サイトを作成する」があります。
WordPressにはプラグインといって、サイトの管理画面内でインストールして有効化すると機能を拡張できるシステムがあります。
このプラグインを使うことで、会員サイトも簡単に作れるため、知識がないけど会員サイトを作りたい人やすぐに会員サイトを作成したいと考えている人にとてもおすすめです。
そこで今回、WordPressで会員サイトを作成するおすすめのプラグインをまとめました。
WordPressで作成した会員サイトでできることやメリット・デメリット、会員サイトの具体的な作り方などもまとめていますので、会員サイトを作りたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
WordPressで作成した会員サイトでできること
WordPressで作成した会員サイトでは、以下のことができます。
- 有料コンテンツ提供
- コミュニティ(サロン)提供
- 会員限定のコンテンツ作成・公開
- 会員のランクで見られるページを限定公開
どのようなコンテンツになるのか、分けて解説します。
有料コンテンツ提供
WordPressで作成した会員サイトは、有料コンテンツ提供ができるようになります。
つまり、記事のマネタイズ化ができるということですね。
有料コンテンツ提供は、コンテンツごとに販売するか、有料会員限定のコンテンツを作成するかといった使い分けも可能です。
動画や音声販売・物販などもできるため、収益化を考えている人は方法として会員サイトも候補に入れておくと良さそうですね。
有料コンテンツを作る際は、セキュリティ面も必ず対策しておきましょう。
セキュリティについておすすめの記事はコチラ
・WordPressのセキュリティ対策におすすめプラグイン5選
コミュニティ(サロン)作成
ユーザー同士でコミュニケーションをはかれるコミュニティやサロンを作ることも可能です。
通常のサイトは、オーナーが情報発信をするのみですが、コミュニティやサロンはユーザー同士でのやり取りができるので、活気あるサイトを目指せます。
商品の口コミや映画の感想、イベント情報などシェアできるサイトは活気があふれていますよね。
また、ユーザーが発信するとあって、サイトに訪れる頻度向上も期待できます。
ユーザー同士のやり取りからサイト運営やマネタイズのヒントを得られることも多いため、サイトオーナーにとってもメリットが大きいです。
会員限定のコンテンツ作成・公開
会員限定記事・コンテンツを公開ができるので、例えば全世界に発信したくないけど一部の人には提供したい情報などがあった場合に役立ちます。
例えば会社なら社員限定のページにアクセスしたら社内情報を共有できる、商品を購入した人限定でお役立ち情報を発信などが可能です。
ファンクラブなどのサイトの場合も、会員限定のコンテンツを作成・公開でファンとの交流もしやすくなるでしょう。
会員のランクで見られるページを限定公開
会員にランクを付与し、ランクによって提供するコンテンツを分けることも可能です。
具体的にどういうことなのかと言うと、例えば会員のランクによってコミュニティ制限をかけたり、特典を用意したり、コンテンツ・機能を分けたりなどです。
会員のランクは特別感にも繋がり、収益化とも相性が良いです。
WordPressで作成した会員サイトのメリット
WordPressで作成した会員サイトには、以下のメリットがあります。
- プラグインで作成が簡単、専門知識はいらない
- コストが低い
- 収益化できる
- ユーザーと深い関係を築きやすい
- リピーターを獲得しやすい
こちらも分けて解説します。
プラグインで作成が簡単、専門知識はいらない
WordPressには、複数の会員サイトを作るプラグインが存在します。
その中から、自分のサイトに合ったものを選ぶだけなので、HTMLやCSS、JavaScript・PHPといった専門知識が特に必要ありません。
選ぶための下調べは必要ですが、WordPressは参入者が多いCMSでもあるため、プラグインに詳しくなくてもGoogle検索したらすぐに多くの解説記事が出てきます。
下調べすら比較的簡単なので、専門知識がなくてもできる会員サイト作成として優秀ですね。
コストが低い
WordPressで作成する会員サイトは、Google検索さえできれば自分で作成できるため、外注する必要がなくコストを低く抑えられます。
会員サイト自体をプラグインで作成する場合、かかる費用はサーバー代とドメイン代、場合によってテーマのみです。
プラグインを使う方法などGoogle検索で調べ学習する必要はありますが、それでもWordPressで作成する会員サイトはコスト面でもメリットが大きいと言えます。
収益化できる
サイト運営で収益化を図りたい場合、広告収益を考える人が多いですが、会員サイトもまたマネタイズとの相性が良いです。
例えば無料口コミサイトという会員サイトを作ったとします。
ユーザーは投稿する・口コミを検索するために度々サイトへ訪れますが、この時に広告を貼ると広告を見た・クリックしたユーザーに応じて収益が発生しますので、収益化が円滑に進みやすくなります。
また、有料記事やコンテンツ発信での収益化もできますから、広告以外の収益化を考えている人にもメリットがあるでしょう。
ユーザーと深い関係を築きやすい
会員サイトはユーザーと深い関係を築けるサイトへ成長しやすいというメリットがあります。
ユーザーと深い関係も築くと、どのようなことをユーザーは求めているのかなどのリサーチしやすくなります。
更にユーザーへ特別感を与えてファン獲得にも繋がりメルマガなども読まれやすくなりますので、マーケティングの導線としても使いやすいですね。
直結した収益化でなくても、ファンクラブのようにファンとの交流ができる一時的なサイトとして開設し、ファンとの交流イベントのように利用するといった使い方もあります。
リピーターを獲得しやすい
リピーターを獲得しやすいのも会員サイトのメリットです。
会員サイトの方向性にもよりますが、少なくともユーザーはサイトが気になり登録していますので、リピーターになりやすい傾向にあります。
リピーターの多いサイトは活気がありますから、ユーザーが多く訪れるようなサイトを目指したいなら会員サイトも候補に入れてみると良いでしょう。
WordPressで作成した会員サイトのデメリット
WordPressで作成した会員サイトにはメリットが5つありましたが、ではデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
以下をご覧ください。
- セキュリティ対策を万全にしないといけない
- 頻繁なサイトの手入れが必要
- プラグインと相性の悪いテーマがある
セキュリティ対策を万全にしないといけない
まず、セキュリティ対策を万全にしなければなりません。
会員サイトというのは、会員になるためにユーザー登録をしますから、少なからず個人情報が集まるサイトとなります。
個人情報が集まるサイトなのにセキュリティ対策が甘いと、情報が漏れたときにユーザーの個人情報も一気に抜かれる可能性があります。
メールアドレス一つでも、スパムメールが頻繁に送られてくるようになるなど、ユーザーに迷惑がかかる結果になりかねませんから、必ずセキュリティ対策をするようにしましょう。
頻繁なサイトの手入れが必要
会員サイトは頻繁なサイトの手入れも必要になる可能性があります。
特に、掲示板のような口コミサイトだと、不適切な投稿を削除するなど対応に追われる可能性もあります。
会員数が増えるごとに、ある程度時間が取れないと運営ができないといった状況にもなる可能性もありますので、時間が必要という点は人によってはデメリットになるでしょう。
プラグインと相性の悪いテーマがある
WordPressは、テーマといってサイトのデザインを決めるテンプレートのような機能があります。
テーマを有効化することで、テーマごとの機能を使えるようになるわけですが、実はテーマによっては特定のプラグインと相性が悪いといったことが起きます。
つまり、使えそうなプラグインを見つけても、テーマと相性が悪いと使えないのです。
プラグインだけでなく、テーマとの相性も見なければならない点は、人によってはデメリットと感じる点でしょう。
WordPressを使った会員サイトの作り方とは?具体的な手順・方法を解説
WordPressを使った会員サイトは、以下の流れで作成します。
- 会員サイトの方向性を決める
- 会員サイトに必要な機能は何か?考える
- テーマを選ぶ
- サイトのデザインを考えカスタマイズ
- 会社概要(会社案内)といった固定ページ作成
- プラグインを選び実装
※サーバーやドメインの設定・WordPressのインストールは終わった時点からの手順です。
1.会員サイトの方向性を決める
まずは会員サイトの目的に合わせた方向性を決めましょう。
方向性を先に決めておくことで、どのようなコンテンツが必要かなども決められるようになります。
方向性をどう決めたら良いかわからない場合は、本記事の「WordPressで作成した会員サイトでできること」を参考にしながら、どのような会員サイトにしたいのかを考えてみてください。
また、この時に必要なページはどのようなものかも決めておきましょう。
例えば固定ページ(頻繁に更新しないようなページ)に、サイトのTOPページ(index)、会社概要(会社案内)、事業内容、コンタクトフォームといったものが必要なのでメモ帳などに書き出しておきます。
会員サイトですので、TOPページは「どのようなサイトなのか」がわかりやすい仕組みにするとユーザーもわかりやすいですね
デザインなどもこの時に決めておくと良いですが、難しい場合は「訪れるユーザー」を想定してテーマカラーを決めるなど簡単なところから取り掛かりましょう。
2.会員サイトに必要な機能は何か?考える
サイトの方向性が決まったら、会員サイトに必要な機能は何かも見えてきます。
例えば以下のような機能です。
- 新規ユーザー登録
- ログイン画面
- ユーザー自身で登録情報を変更できる
- マイページ
- 限定公開
- ランクによって権限を分ける
- 有料コンテンツの販売(オンライン決済)
コンテンツを売りたいならコンテンツごとに売れる機能、投稿型のサイトなら会員登録で投稿権限が与えられるような機能が必要ですよね。
作りたいサイトの形によって機能は変わりますので、こちらも最初に考えておきたい部分です。
3.テーマを選ぶ
WordPressは、テーマごとにデザインや機能が変わります。
無料で使えるテーマも豊富なので、費用を出来る限り切り詰めたい人は無料テーマでも良いでしょう。
ただし、有料テーマの方がカスタマイズは簡単ですし、機能も豊富です。
無料テーマはカスタマイズするための知識が必要になる場合もありますので、この点は気を付けてください。
有料テーマを選ぶ際は、有料テーマごとの公式サイトにあるデモページやテーマごとの作例を確認して選ぶと間違いありません。
4.サイトのデザインを考えカスタマイズ
テーマを選んだら、WordPressにテーマをインストールして有効化しましょう。
この時、親テーマと共に子テーマもインストールし、子テーマを有効化しておきましょう。
なぜ子テーマをわざわざインストールしなければならないのかというと、親テーマは更新されるためです。
例えば親テーマを有効化してカスタマイズした場合、親テーマにカスタマイズデータがあるのですが、更新されることで最新のテーマに変更されカスタマイズデータも消えてしまうのです。
子テーマがあると、子テーマにカスタマイズデータを入れておけるので、親テーマが更新されても子テーマがちゃんとある限りカスタマイズデータは消えません。
要は、カスタマイズデータを更新した後も残すために必要なものが子テーマですので、WordPressでサイト運営するなら必ず子テーマも入れておきましょう。
5.TOPページや会社概要(会社案内)といった固定ページ作成
必要な固定ページを作っておきます。
TOPページはサイトの顔ですので、どのようなサイトか一目見てわかるようなデザインにしましょう。
格好いいサイトというよりも、わかりやすいサイトを目指して固定ページを作成すると良いでしょう。
・コンタクトフォーム作成の参考になる記事はコチラ
メールフォームを自作するための作り方、無料ツール7選もご紹介
6.プラグインを選び実装
サイトの方向性にあったプラグインを選び、実装しましょう。
プラグインごとに設定が異なりますので、「プラグイン名 使い方」などでGoogle検索し、実装・設定を行ってください。
設定が終わったら、自分が思うような動きができているか確認しましょう。
テーマとの相性もこの時にわかります。
会員サイトを簡単に作れるおすすめのプラグインはコチラをご覧ください。
WordPressのプラグインで会員サイトを構築可能!搭載機能
WordPressで作成する会員サイトは、プラグインで簡単に構築可能です。
プラグインには、以下のような搭載機能があります。
- 新規ユーザー登録
- ログイン画面
- ユーザーが自身で登録情報を変更できる
- マイページ
- 限定公開
- コミュニティ機能
- 会員によって権限を分ける
- 会員へのランク付け
- 有料会員サイト
- クレジットカード決済
- ユーザー登録があった際にメール通知
- 登録ユーザー承認
プラグインで簡単に実装できますが、全ての会員サイト構築プラグインにこれら全ての機能はありません。
プラグインによって、機能はバラバラです。
だからこそ、会員サイトを作る際は最初に方向性を決めて、必要なプラグインを選ぶ必要があります。
方向性があやふやだと必要な機能も決められず、中途半端な状態になってしまうので、必ず方向性・必要な機能は決めておきましょう。
機能が重複するプラグインはエラーの元
「プラグインによって機能が違うなら、補うために別のプラグインをインストールしたらいいのではないか?」
と、思いついた人もいらっしゃるでしょう。
ですが会員サイトを作るプラグインは、基本的な機能が重複しているため、補うために複数の同じ機能を持つプラグインをインストールし有効化してしまうとエラーが発生するおそれがあります。
重複した機能は、どちらを使えばいいのかWordPress自体が混乱してしまうわけですね。
このような理由から、重複する機能を持つプラグインはインストールしないほうが良いでしょう。
また、プラグインをインストールしすぎるとサイト自体が重くなってしまいますので、この点を見ても重複する機能を持つプラグインは同時に有効化しないことが大切です。
会員サイトを作成する際のプラグインを選ぶポイント
会員サイトを作成する際に、プラグインを選ぶ時は以下のポイントを押さえておきましょう。
- 必要な機能はあるか?
- 使いやすいか?
- 拡張性はあるか?
- コスト発生はあるか?
- アップデートは頻繁にされているか?
- テーマ・他プラグインと相性は良いか?
大切なことなので、分けて解説します。
必要な機能はあるか?
必ず見ておきたいのが、必要な機能があるかという部分です。
いくら評価が高いプラグインであったとしても、必要な機能がなければ意味がありません。
必ず、必要な機能があるか見ておくようにしましょう。
使いやすいか?
使いやすいかどうかも、とても大切なポイントです。
例えば日本語化されていないプラグインも多くありますので、翻訳しながら設定する必要のあるプラグインだと使えるかなども見ておきたいところです。
とはいえ、最近のブラウザは翻訳機能がついていますので、翻訳についてはそこまで難しい部分ではないでしょう。
実際に使ってみて、使えるかどうかを確認し選ぶと良いでしょう。
拡張性はあるか?
会員サイトを作成するプラグインの中には、拡張性のあるものも存在します。
上で「重複する機能を持つプラグインは同時に有効化するとエラーの可能性がある」話をしましたが、プラグインによっては互換性が確保され使えるものもあります。
例えばシンプルな会員サイトに有料コンテンツ機能を追加するために別プラグインを追加することも可能なのです。
プラグインによっては、有料で機能拡張できるものもありますので、現時点では必要のない機能でも将来的に必要かもしれない機能についても考えて、拡張性があるかも見ておきましょう。
コスト発生はあるか?
プラグインにも無料・有料がありますので、有料プラグインを使いたい場合は月額なのか買い切りなのか、どれくらいのコスト発生があるか見ておきましょう。
無料プランと有料プランが用意されているプラグインの場合は、無料プランを使う場合でも有料プランはどれくらいのコスト発生があるか見ておくと後々安心です。
アップデートは頻繁にされているか?
アップデートが頻繁にされていないプラグインは、いずれ使えなくなる可能性が高いです。
また、アップデートがされていないプラグインはサイトの隙となり、攻撃しやすいサイトになってしまいますので気を付けましょう。
テーマ・他プラグインと相性は良いか?
プラグインを有効化してみた時に、サイトがちゃんと動くかも最初にチェックしておきましょう。
もし動かない場合は、相性が悪いという事なので別プラグインを検討します。
テーマやプラグインを選ぶ際に、「テーマ名 プラグイン名」で検索すると相性についての記事がヒットする場合もありますので、予め確認しておくと良いでしょう。
会員サイトを簡単に作れるWordPressのプラグイン9選
会員サイトを簡単に作れるWordPressのプラグインを紹介します。
プラグイン別に、どのようなサイトに最適なのかも記載しておりますので、参考にしてください。
紹介しているプラグイン一覧
- WP-Members Membership Plugin
- Ultimate member
- Groups
- Simple Membership
- Memberful WP
- ProfileGrid
- WP Private Content Plus
- BuddyPress
- Membership & Content Restriction
【シンプル】WP-Members Membership Plugin
- 会員サイト定番のプラグイン
- ショートコードで実装できるページ:ログインページ/会員登録/会員プロフィール/会員情報を編集/パスワード変更/ユーザー名を忘
- れた際のページ
- 会員と非会員でコンテンツ分けするときに便利
- 有料会員と無料会員を分けるなどはできないので注意
- 有料プラン利用でWooCommerceやPayPalと連携可能なのでコンテンツ・ダウンロード販売などできる
- 有料プラン:年$125.00
最も使われている会員サイト定番のプラグインです。
シンプルに会員と非会員のコンテンツを分けたい人におすすめですが、無料会員・有料会員といった分け方はできないので、もう少し複雑な会員サイトを作りたい場合は別のプラグインを選びましょう。
【サロン向け】Ultimate member
- 多機能
- 権限を細かく設定できる
- プラグインbbPress(掲示板)と連携可能
- コミュニティ作成
- 有料拡張機能:ソーシャルログイン/ダイレクトメッセージ機能/リアルタイム通知
細かく権限を分けられるプラグインです。
例えば、ユーザーのランクを分けて権限を設定できます。
多機能なので、慣れるまで設定など難しく感じる可能性がありますが、いずれサイトを大きくしたい人などにおすすめです。
有料拡張機能もあり、サイトが活発化するような仕組みを備えています。
【グループごとに表示コンテンツを指定】Groups
- グループ分けして表示するコンテンツを分けられる
- 全ての機能が無料
- 指定できるグループはWordPressデフォルトユーザー登録で追加されたメンバーなので、ユーザーをオーナー(管理者)が追加する必要がある
- 設定できる専用ショートコードあり
WordPressのデフォルト機能ユーザー登録で追加されたメンバー・グループに対して、表示するコンテンツを分けられます。
シンプルなグループ分けプラグインなので使い勝手も良いですが、メンバー登録はオーナーがする必要があります。
つまり、外から自由に会員登録をしてグループに加入といったことができないのです。
オーナーの手間があるため、会員が多い場合は手間に感じる人もいるでしょう。
とはいえ、その分知らない人がグループに加入しているといった状況を防げるメリットもあります。
限定的なコンテンツを限定的なオーナーもちゃんと認識しているメンバーにのみ知らせたいといった場合には向いているプラグインです。
【ランク分け】Simple Membership
- 会員をランク分け
- 有料会員サイト
- 無料でもPayPal連携機能アリ
- reCAPTCHAの導入
- 細かなカスタマイズはプログラミング知識が必要
会員をランク分けしたり、有料会員サイトを作りたい人向けのプラグインです。
無料でもPayPalを使えるので、コストを抑えた有料サイト作成におすすめです。
ただし、文章変更ができない箇所があるなどカスタマイズ性はいまいちです。
細かなカスタマイズをしたい場合はプログラミングの知識が必要なので、どうしてもカスタマイズしたい場合はプロに頼む必要があるなどやや手間がかかる仕様です。
【コンテンツ販売におすすめ】Memberful WP
- クレジットカード決済(決済システムStripeと連携する必要あり)
- 会員向けにコンテンツ販売
- 利用するためには公式サイトへの登録が必要(英語だが操作手順動画があるので問題なし)
- 無料プランはカテゴリ2つのみだが有料にすることで無制限になる
- 有料プラン:Pro月$25/Premium月$100
無料でもクレジットカード決済ができるため、コンテンツ販売を無料で始めたい人におすすめです。
クレジットカード決済は、Stripeのアカウント登録が必要になります。
また、会員のレベルに応じコンテンツ制御といった機能もあります。
【SNSっぽいサイト向け】ProfileGrid
- 登録会員一覧
- グループ分け
- 会員が投稿できる
ユーザーに投稿してもらう形のSNSのようなサイト制作におすすめのプラグインです。
登録会員一覧や、グループ分けが簡単にできます。
活発なサイトを作りたい時に候補に上げたいプラグインですね。
更に、インストールするだけで必要ページを自動で作ってくれるため、インストールしたら即使える使い勝手の良さもおすすめポイントです。
【サロン・ファンクラブ向け】WP Private Content Plus
- サイト全体の閲覧設定が会員限定(全体公開は別で指定)
- 有料ライセンス取得でWooCommerceと連携可能(有料会員・会員限定商品販売)
- オンラインサロンやファンクラブなど限定コンテンツ多めのサイトにおすすめ
サイト全体が基本的に会員限定のサイトが作れるプラグインで、全体公開したいページは指定する必要があります。
ショートコードでページの一部を非表示にする指定も可能です。
非会員がアクセスすると特定ページへリダイレクトさせられるので、例えば限定ページに非会員がアクセスしたときに登録画面へ飛ばすといった仕様も簡単に実装できます。
【本格SNS】BuddyPress
- 外部からユーザー登録できる
- 友達登録・いいね機能
- グループやコミュニティ作成
- ユーザー自身でブログ作成
- 課金の仕組みがないが、他プラグインと組み合わせて決済機能追加できる
オーナーではなく、ユーザーが主役となって盛り上げるような、まさにSNSのような会員制のサービスサイトを作りたい人におすすめです。
友達登録やいいねもあるので、リアクション機能も申し分ありません。
本格的なSNSを初心者でも気軽に作れるプラグインです。
日記機能があるので、TwitterといよりはmixiっぽいSNSを作成しやすいでしょう。
【会員制ECサイト】Membership & Content Restriction
Membership & Content Restriction
- 会員制のECサイト運用におすすめ
- WooCommerceと連携可能
- 外部から会員登録できる
- ショートコードで登録ページを実装
- サブスクリプション・コンテンツ販売可能
- 有料プランにするとサブスクリプション無料期間などの設定ができる
- 有料プラン:Pro年$149/Hobbyist年$69
会員制のECサイトを作りたい人におすすめのプラグインです。
ショートコードを使用することで、登録ページも簡単に実装できます。
無料でも使えますが、有料プランにすることで無料期間を定められますので、例えば「1ヶ月月額料金無料!」といったキャンペーンの実施もできます。
WordPressで作る会員制Webサイト作成の注意点
WordPressで会員制Webサイトを作成するときは、以下の注意点を守りましょう。
- セキュリティ対策を怠らない
- プラグインやテーマ、WordPress自体の更新は必ず行う
- サーバーやドメインの更新を忘れない
- ユーザーの権限管理は適切にする
- 運用に力を入れる
- スパムアカウントに注意する
- ユーザー間のトラブルはあるものと考える
- トラブル対応のマニュアルを作っておく
- 会員が通報できる仕組みづくりをする
上でも述べましたが、会員制のサイトは少なからず個人情報が集まるものです。
セキュリティ対策は必ず行うようにします。
セキュリティ対策の一環として、プラグインやテーマ、WordPressの更新通知があった場合は必ず行うようにしましょう。
更新を怠ると、サイトに隙がうまれ攻撃されやすくなりますので、注意が必要です。
また、意外とやりがちなのがサーバーやドメインの更新忘れです。
サーバー・ドメインの更新が適切にできていないと、サイト自体がなくなってしまいますので注意してください。
会員サイトは作り上げた後からが本番なので、ユーザーの権限管理やスパムアカウント対策・トラブル対策など円滑に運用できるよう力を入れて管理していきましょう。
【2024年版】WordPressで会員サイトを作成するおすすめプラグイン9選:まとめ
WordPressで会員サイトを作成するために必要な情報や、おすすめのプラグインをまとめました。
会員サイトで使えるプラグインは多いですが、機能や特徴・できることがバラバラなので、作りたいサイト像に合わせて選びましょう。
また、本記事で述べた注意点などを、円滑なサイト運営の工夫に役立ててください。