東証プライムのサービス業におけるコーポレートサイト193社のお問い合わせフォームを調査

お問い合わせフォームを作成する際に、どのような項目が必要か迷っていませんか?

自社サイトにお問い合わせフォームが必要なことは分かっていても、実際にどのような項目が必要なのか、いまいち分からない担当者もいるのではないでしょうか。

EasyMailでは、2022年4月に大手企業193社を対象にしたお問い合わせフォームの設置項目について、独自調査を行いました。

193社(2022年4月時点)の大手企業サイトを参考に、自社サイトのお問い合わせフォームの設置項目について、ぜひ検討してみてください。

調査方法

調査を行うにあたり、調査対象となる企業の抽出方法や条件は以下の通りです。

調査対象

今回の調査対象は、東京証券取引所の「新市場区分検索」より、193の企業(2022年4月時点)を対象に調査を行いました。

抽出条件

「新市場区分検索」による、抽出条件は以下のとおりです。

  • 東証プライム
  • 市場区分:市場第一部
  • 業種分類:サービス業

お問い合わせフォームが複数設置されている場合

今回の調査では、1企業につき1つを条件に、お問い合わせフォームの調査を行いました。

ただし、サービスごとに複数のお問い合わせフォームを設置している場合は、なるべく企業の本部に届くものを選びました。

例)その他・お問い合わせ先

なお、お問い合わせフォームが設置されていても、本部に届かないと考えられるお問い合わせフォームしか設置していない企業については、その企業の主力サービス宛てのものを選んでいます。

調査結果

193社のお問い合わせフォームを調査した結果をまとめました。

お問い合わせフォーム設置率は92.2%

お問い合わせフォーム設置率:92.2%

調査対象193社中178社が、自社サイトにお問い合わせフォームを設置していました。この数字は全体の92.2%と、お問い合わせフォームの高い設置率が伺えます。

また、お問い合わせフォームを設定している企業サイトで、サービスごとに複数のお問い合わせフォームを設置していることが分かりました。

サービスごとにお問い合わせフォームを分けることで、業務の効率化を図っていることが分かります。

次に、お問い合わせフォーム項目調査の結果を見ていきましょう。

平均項目数 8個
平均必須項目数 6個
最大項目数 16個
最小項目数 3個

お問い合わせフォームの平均項目数が8個、平均必須項目数が6個という結果は、思いのほか少ない印象を抱いた方もいるでしょう。

最も多くお問い合わせフォームの項目を設けている企業で16個、反対に最も少ない項目の企業は3個だけという結果でした。

企業によってお問い合わせフォーム設置の目的は様々ですが、入力しなければならない項目数が多くなればなるほど、ユーザーの負担も大きくなり、途中でお問い合わせを断念してしまう可能性もあります。

項目数をあまり多く設けてない企業の場合、お問い合わせをするユーザーの負担を軽減するための工夫が施されているといえるでしょう。

では具体的にどのような項目を用意しているのでしょうか。お問い合わせフォームを設置している178の企業サイトをもとに、ランキング形式でご紹介します。

項目ランキング

順位 項目名 採用数 採用率 必須項目率
1 メールアドレス 179 93% 91%
2 名前 178 92% 91%
3 お問い合わせ内容 177 92% 74%
4 電話番号 158 82% 51%
5 貴社/会社名 135 70% 27%
6 フリガナ 117 61% 50%
7 個人情報チェックボックス 102 53% 52%
8 都道府県/所在地 97 50% 22%
9 お問い合わせ分野/種別 82 42% 39%
10 部署 79 41% 7%
11 件名/希望サービス名 32 17% 13%
11 役職 32 17% 3%
13 FAX 29 15% 0%
14 個人・法人 18 9% 7%
15 会社を知ったきっかけ 15 8% 3%
16 セキュリティ対策 14 7% 7%
17 HPのURL 12 6% 3%
18 事業内容 11 6% 5%
19 希望連絡方法 9 5% 4%
20 性別 8 4% 1%
20 年齢 8 4% 1%
22 取引の有無 6 3% 2%
23 従業員数 5 3% 3%
24 希望時期 4 2% 1%
25 資料請求 3 2% 0%
26 予算 2 1% 1%
26 利用環境 2 1% 1%
26 連絡希望時間帯 2 1% 1%
26 携帯電話 2 1% 0%
30 確認事項チェックボックス 1 1% 1%

調査対象193社のうち、お問い合わせフォームを設置している178社のサイトを確認したところ、30種類の項目がありました。

各社の平均項目数が8個という結果をもとに、上位8項目を確認すると、ほとんどが基本的な個人情報ばかりです。

上位8項目

  1. 1.メールアドレス
  2. 2.名前
  3. 3.お問い合わせ内容
  4. 4.電話番号
  5. 5.貴社/会社名
  6. 6.フリガナ
  7. 7.個人情報チェックボックス
  8. 8.都道府県/所在地

上位3項目は僅差であり、すべて「必須項目」と被る需要な項目であることが分かります。

注目すべき点は、「個人情報チェックボックス」が上位8項目にランクインしている点です。

各企業が個人情報の取得に際して、細心の注意を払っている点は、これからお問い合わせフォームを作成する際の参考になるのではないでしょうか。

必須項目ランキング

順位 項目名 採用数 必須項目率
1 メールアドレス 176 91%
1 名前 176 91%
3 お問い合わせ内容 143 74%
4 個人情報チェックボックス 100 52%
5 電話番号 99 51%
6 フリガナ 96 50%
7 お問い合わせ分野/種別 75 39%
8 貴社/会社名 52 27%
9 都道府県/所在地 42 22%
10 件名/希望サービス名 26 13%
11 部署 14 7%
11 セキュリティ対策 14 7%
13 個人・法人 13 7%
14 事業内容 10 5%
15 希望連絡方法 7 4%
16 役職 6 3%
16 HPのURL 6 3%
18 会社を知ったきっかけ 5 3%
18 従業員数 5 3%
20 取引の有無 3 2%
21 性別 2 1%
21 希望時期 2 1%
21 予算 2 1%
21 利用環境 2 1%
25 年齢 1 1%
25 連絡希望時間帯 1 1%
25 確認事項チェックボックス 1 1%
28 FAX 0 0%
28 資料請求 0 0%
28 携帯電話 0 0%

必須項目の平均数が6個であることを踏まえて、上位6の『必須項目』を確認してみましょう。

上位6必須項目

  1. 1.メールアドレス
  2. 2.名前
  3. 3.お問い合わせ内容
  4. 4.個人情報チェックボックス
  5. 5.電話番号
  6. 6.フリガナ

1〜3位は、不動のベスト3といえるでしょう。

多くのお客様情報を取得したいと考える方も多いと思いますが、より詳しいお客様情報が欲しいからといって項目すべてを必須項目としてしまうと、お問い合わせするユーザーの負担になりかねません。

そのため、『必須項目』は必要最低限の項目に絞っている企業が多く、お客様ファーストなお問い合わせフォームを設置していることが分かります。

さらに「個人情報チェックボックス」は、『項目ランキング』7位から『必須項目ランキング』で4位と順位を上げています。各大手企業が個人情報の取り扱いに関して、かなり気を遣っていることが伺えます。

まとめ:調査結果をもとにしたお問い合わせフォームの例

お問い合わせフォームを作成する際に、どんな項目を入れるべきか迷った場合は、調査の結果から大手企業のコーポレートサイトでよく使われている下記の項目と必須項目をご参考ください。

項目名 必須項目
メールアドレス
会社名  
お名前
フリガナ
住所  
電話番号
お問い合わせ内容
個人情報チェックボックス

 

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